多嚢胞性卵巣症候群とピニトール

多嚢胞性卵巣症候群とピニトール

 

ピニトールはカイロイノシトールの前駆体

 ピニトールは体内で、メチル基が外れてカイロイノシトールへと変換される性質を備えています。

 

 不妊の原因疾患の一つとされる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の場合、卵巣内のインスリン感受性が低下したり、インスリン抵抗性を備えることで男性ホルモンの作用が強まり、ホルモンバランスが乱れるため排卵障害が起こると説明されています。

 

 カイロイノシトールは、卵巣内のインスリン感受性を高めることで、ホルモンバランスを正常に戻すことから、欧米では不妊治療にも有効だと考えられている様です。

 

不妊治療の現場でも

 海外における臨床試験の結果、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断される女性の排卵増加に効果が有るとして、ヨーロッパやアメリカではカイロイノシトールが妊娠用サプリメントとしても広く利用されています。

 

とくに米国では、多嚢胞性卵巣症候群の疾患が多いこともあり、不妊の原因が特定されていない初期段階において、まず多嚢胞性卵巣症候群を疑うのですが、そこでDカイロイノシトールが処方されているそうです。

 

一回の摂取量を600mg〜1,200mgとして、8週間継続することで排卵率が高まったとの臨床報告もあります。

 

また、近年(2015年〜)の研究データではmyo-イノシトールとカイロイノシトールの併用にて妊娠糖尿病(gestational diabetes)の予防に繋がるという研究成果が報告されています。

 

ピニトールが含まれる食品